自分の会社がブラック企業かな?と気づいたきっかけ
人間誰しもブラック企業に就職したいとは思いません。
ブラック企業に勤めたいと思っている人はよっぽとの”ドM”か、その会社の熱烈信者です!!
では、なぜこの世の中にブラック企業に勤めている人が多いのでしょう??
そう、その会社がまさかブラック企業だと思わず就職してしまうのです。
かく言う私もその一人で、まさか自分の会社がブラック企業だとは思いもつきませんでした。
じゃあ、なぜ気づけたかと言うと、とある企業セミナーに参加した時の事でした。
セミナー後の懇親の場で、仕事の作業状況や給与面での話になった時、「おや?自分の会社、ちょっと変かも?ひょっとしてブラック企業?」
と思うようになりました。
その時に変と思ったのは以下の点です。
・7時から23時までミッチリ働いて残業代なし
・人事制度の見直しを体にして3年で給与が約3分の2に激減(仕事の業績や勤務態度は問題ないにも関わらず)
・悪質なお客様とのトラブルで一度は鬱になりかけ休職。お医者さんの献身なリハビリの御蔭で職場復帰するも、また元のお客様担当にされる。
・復職後の業績は悪質なお客様との関係で案の定悪く、それを理由に更なる減給。
ブラック企業、脱出への決意
「このままではマズイ!! 自分の身は自分で守らなければ」と思い、「退職」の二文字もよぎりつつ、どうしてよいか踏ん切りがつかず周りの人に相談する事に。
そこで周りから帰ってきた言葉はスゴイ!!と思えるほど二通りに。
①辞めるな
・辞めてどうするねん。
・お前の年齢からどこに再就職するねん。
・もうちょっと辛抱しろ会社の体制が変わるまで。
②とっとと辞めてしまえ
・そんな会社とっとと辞めてしまえ。
・お前、その会社ブラックやで。
・「辞めるって?」おめでとう!!
①の意見をくれる人って、サラリーマンで長年辛抱されてる人。
②の意見をくれる人って、自営業や退職して新たな仕事についてる人。
明確に分かれてましたね。
ということは①の意見を聞いてると、延々ブラック企業で社畜のごとく働かないといけないと思い、退職を決意!!!
ブラック企業からの脱出の道のり
退職を決意してまずやることは会社への意思表示。
「辞めます」と言っても何だかんだで引き止められます。そこはどんな会社であっても一緒ですね。
その辺りについて、ウチの会社はアッサリ承諾してくれました。
世間では裁判沙汰になっているケースもあると聞いてはいますが。。。
ただ、そこからが長かった。
意思表示してから半年後に退職することになったのですが、その間も鬼の様な仕事が私のところへ。
「どうせ辞めるんだから、使うだけ使ってやれ!!」の如く仕事が割り振られました。
「おいおい。辞める人間に仕事渡しても、その後は責任とれないよ」と言ったのですが、それでもドンドン仕事が舞い込んできます。
職場で周りの人に相談しても、「後、半年もあるんだからそれくらいは出来るでしょ?」と返事。
当時、大小合わせて結構な案件を担当しており、すべて終わらせようとすると退職日ギリギリまで作業をする事になります。
「でも、新人の頃から長年お世話になった会社だから、飛ぶ鳥後を濁さずの意味で最後まで頑張ろう」とその時は思いました。
結局、最後の最後まで残業、残業の毎日で、最後の挨拶周りもほどほどに会社を去る事になりました。
ブラック企業から脱出後
今は新たな目標に向けて一歩づつ進んでいる毎日で、先への不安が無いわけではないですが、
一言言えるとしたら「辞めてよかったぁ!!!」につきます。
まだ頑張って残っていたらどうなっていただろうと思うだけでゾっとします。
ブラック企業なんて所詮、社員を助けてくれません。
もしかしたら人を人とも思っていないのかもしれませんねぇ。
そこで我慢して会社に残りしがみつき、幾何かの奥お給金と、スズメの涙ほどの退職金をもらうために頑張るのも一つの人生かもしれませんが、
「退職」というキーワードを持って今いる会社の「外なる世界」を見てみるのもいいのではないでしょうか?